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ヘルパーニュース第210号より~

遅ればせながら。新年あけましておめでとうございます!

本年も何卒よろしくお願い致します(*^-^*)

さて、話は変わりますが「リロケーションダメージ」という言葉を知っていますか?

リロケーションダメージとは、施設入所や入院、引っ越し等による急激な環境変化でストレスがかかり、心身に悪影響を及ぼすことです。高齢者は特に環境変化の影響を受けやすく、不安や混乱につながりやすいです。
先日、4年余り関わらせて頂いていた利用者様が、このリロケーションダメージを受け急きょ入所するという出来事がありました。
昭和9年生まれの女性、軽い認知症はあったものの、何とか一人で暮らせるだけの能力はあった方でした。

きっかけは、インフルエンザ。
高熱も出ており、治るまでの間は娘様宅で同居。症状もよくなり、自宅に帰宅した途端にせん妄が強く現れてしまいました。

いつもはおとなしい方なのに、やたらに話しかけてくる、何度も新聞を広げたり片づけたりする、薬を飲むよういっても中々行動に移せない。室内もいつもはきれいにされているのに散らかったまま。何とか、せん妄が落ち着かないか何日間か様子をみましたが、状態は悪化する一方で在宅困難となってしまいました。

高齢者にとって、環境変化は本当に大変大きな問題です。関わる方にそのような方がいる場合、心身・生活状況の確認をしっかりと行うよう心掛けて下さい。
よろしくお願いいたします<(_ _*)>