知的障害のある利用者といっても、お一人お一人の障害の特性が違います。
その特性の違いを把握して、ご本人に合った活動プログラムや個別の支援を組み立てて、チームで実践していきます。
当然ですが、特性の違いによって対応の仕方が変わってきます。
その対応の仕方に職員間で差が出ると利用者は困ってしまいます。
職員の誰か一人が上手な支援ができるだけでは、「その人がいないと活動できない」という思いを利用者に持たせてしまいます。それは、利用者が地域で暮らす中ではとても良い状況ではありません。なぜなら、地域で暮らすときは、様々な人のサポートを受けながら暮らしていくからです。あなたもそうではないでしょうか？
ですから、利用者から「誰がかかわっても活動できる。」「誰とでもうまくやっていける。」「自分でできることが増えて自信になった。」「地域の中で暮らしていく力になった。」と実感してもらえる毎日を過ごしてほしいと考えています。
そのために、職員間でのミーティングもしっかりと持って、考え方ややり方がずれないように日々取り組んでいます。
地域で人が暮らしていく方法は、千差万別です。それは障害のあるなしに関わらずです。
この仕事の特徴は、障害のあるなしに関わらず「人が地域で暮らす事とはどんなことか」という、当たり前のことを考えさせてくれて、様々な気付きをくれることです。