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『離れて暮らすということ』
工房おりがみ コラム更新

ずっと、ずっと「どうして!?」と思い悩み、
深く、深く、しかたなく、納得している気持が
ある。
大人気もなくいまもです。
ご家族の本心は「こうではないの!!」
         「そうですよね!!」
          「でもそうなんだ」と。
だからこそ
離れて暮らすその時を
もっと慈しんでほしいと思うのです。



『たくさん愛して』

走馬灯のように時を走る。
よみがえる たくさんの映像。
取りもどしたい写真の時代。

叶うはずもないから
写真一枚一枚を
 確認しながら今にもどる。
こんなにもたくさんある想い出だけど、
「ああすれば、こうすれば」と
 取りもどせない時を悔やむ。
そして、
「ごめんね
こんなふうにすれば良かったね」と
  思うこといっぱいある。
離れて暮らせば
 思い出の中の子供達が心にのこる。

いっしょにいるから愛は育つ。
だから、会えないと
 会いたいと願うもの。

離れて暮らして何を守る。
離れて暮らして何を守ろうとする。

離れて暮らすぶん
 命の限り
 力の限り
 あふれるほどに、
  愛してあげてほしい。

何億光年の時の中で
 やっとめぐり遇えた奇跡を
  手離したのだから。

     だい三集 『守り刀』より


             管理者  
             山下 雅子