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工房おりがみ コラム『愛のかたち』更新

お母様(ご家族)のお気持ちをいつも、いつもいっぱいもらっています。

季節折々に「みんなで食べて下さい。」と、果物を頂いたり、
「こんなもの作りました。売り上げのたしにして下さい。」
「また作って持って来ます。上手じゃありませんけど。」と手作りのカゴ(下記写真掲載)を持って来て下さったり
と、本当にありがたくて、ありがたくて、その奥の奥に愛情を感じます。

持って来て下さると、同じ机に座り一緒に同じお仕事をされます。我が子のお仕事ぶりを目を細めて見守られます。
〝もう少しこうしたら”、〝うーん、もうちょっと”、〝がんばりや”、〝ファイト”、〝はよせな”。
愛がフワリ、フワリと拡散していきます。

お仕事の部材は、ご自分の前にセットされているものの、手はなかなか動きません、が、その様子がほほえましくて、
ついつい見てしまう私の手も動かないのです。

グループホームに住み、お仕事に来られているので、お母様にとって会えない時間の方が多くて・・・。
1時間、2時間はアッという間に過ぎてしまいます。
「もう帰らなあかんわ!」
お母様は、まるで後ろ髪を引かれるように帰られますが、「お母さん、またいつでも来てください。ご一緒にお仕事して下さい。」
と声をかけると振り返られ、「また来ます。」と安堵され帰られる。

我が子は愛おしいに決まっています。母は十月十日(とつきとうか)、自分の体を削って、自分のお腹で守り育てたのですから。

                                                山下 雅子 

 


手作りカゴ(写真は一部です)ご購入希望されるのでしたらご連絡ください。
TEL 072-959-6926 工房おりがみ 担当 森