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炭育ち 池上農園 様

炭育ち 池上農園 様

(兵庫県神戸市西区)

【概要】
有機JAS認定事業者(平成6年~)
有機栽培によるオーガニック野菜を手掛ける農園。

祖父からの農園を引き継ぐ形で就農。
以前の大量生産・大量出荷から脱却し、安心安全を保ちつつ、品質にこだわったオーガニック野菜の生産にシフト。
一般社団法人日本有機農業普及協会が開催する農作物の栄養価コンテスト
「オーガニック・エコフェスタ」で2016年から4年連続で賞を受賞。
2018年・2019年には、2年連続で最優秀賞を受賞されています。

現在は、JA兵庫六甲ファーマーズマーケットや大手スーパーマーケット、レストランなどの飲食店に野菜を提供しておられます。

  • 「大量出荷」という経営手法から「ライフスタイルに合った出荷」

    「大量出荷」という経営手法から「ライフスタイルに合った出荷」
    【池上氏】
    今現在は有機栽培として農作物を作っていますが、父の代まではやはり意識するのは「数字」でした。そういう時代だったのでそのやり方自体は否定しません。

    ただ農業の根源を考えたときに、「食べる」という行為が人間の生命の元であり、祭りの根本も豊作の祈願するようなものだったりと、農業は人々の生活の根源になっていたと考えています。ですが今では、豊作だと「野菜の値段が下がる」と言われ嫌がられたり、大量出荷の背景に大量廃棄などがあり、様々な点で矛盾を感じていました。

    そうした中で「安心・安全で高品質の野菜を、必要とされるだけ提供できるように作っていく」という考えに至り、様々な失敗も重ね、現在のオーガニック野菜の提供という形に「ようやくたどり着いた」という感覚です。
  • 作業負担を軽減

    作業負担を軽減
    【池上氏】
    様々なお客様からご依頼をいただくようになり、作業がどんどん増えていき、負担が大きくなっていきました。

    そうした中で「人を増やそう」となったんです。
    ですが、池上農園の場合は「一気に一部分を刈り取って一気に出荷する」というような単純作業ではなく、「出荷できるものを選んで出荷していく」というスタイルですから、その辺の感性的なものが合うかどうか、人選は非常に不安でした。
    そこは「人として合うか合わないか」みたいな部分がありましたね。

    求人サイトの開設により、求職者に広くアクセスできて本当に助かりました。
    田中さんにきてもらってから、心配なく休みをとることもできました。
  • JA無料職業紹介所により安心して応募できました。

    JA無料職業紹介所により安心して応募できました。
    【田中さん】
    普段は音楽活動をしていて、プロとしてコンサートや学校の部活動などの講師などをしています。しかし、新型コロナウィルスの影響が大きく、満足に活動できない時期が続きました。
    もちろん仕事として活動していますので、活動できなければ生活もできません。となると別の仕事をしなければならず、仕事を探し始めました。
    ただ音楽をずっとしていたので、今更事務などの仕事もスキルがないからできないと思ったのと、もともとガーデニングや友人と貸農園などで農業をしていた時もあり、農業の仕事をしようと探しました。
    するとたまたまこちらの求人を見つけました。仲介でJAさんが入ってくださるということもあり、安心して応募させていただきました。
  • 今現在では週4日程度でWワーク!

    今現在では週4日程度でWワーク!
    【田中さん】
    面接を経て無事採用が決まり、働き始めました。
    今では音楽の活動も再開し、音楽教室や部活動の講師なども再開していますが、ここで働くのが楽しくて、週4日で午前中だけ働かせていただいています。

    私が好きなのは収穫作業。池上農園様では一気にすべて刈り取ったりするわけではないので、「毎日収穫!」という感じで大好きです!
  • 働いてみて感じた「農業の魅力」

    働いてみて感じた「農業の魅力」
    【田中さん】
    もともと貸農園で農業をしていたので、農作業は思った通りの感じです。
    ただ「農家さんは頑固、厳しい」みたいなイメージがもともとありましたが、お2人とも非常に優しく、本当に働きやすい環境だと感じています。

    働く魅力は、お2人のこともあるのですが、私自身食べることが大好きで、その食べ物、農作物に関わっているというのが魅力というかやりがいに感じます。
    自分が携わった農作物だと少しの傷や穴空きは全然気にならなくなります。
  • 農業に向いている方とは

    農業に向いている方とは
    【池上氏】
    農業といってもいろいろやり方があります。黙々と作業をする方が合っているところもあれば、少し考えながら作業をするところもあります。
    いかにそこのやり方に合うかどうか、というところだと思います。

    まずは土や野菜などに囲まれて仕事ができるか、という部分が大きいのではないですかね。
    農業体験など、気軽に参加できるところで挑戦されてみると良いと思います。